前回は、消防点検は部屋にわざわざ入らなくても出来ると感じていたが
実際は、部屋の中に入る日程になっていたということをお伝えした。
今回は、なぜ部屋に消防点検で部屋に入らないといけないのか?
についてお伝えする。
で
実際に消防点検に来た人に聞いてみた答えがこうだ。
「確かに火災報知器が正常に働いているかどうかは外部から確認できます。
だけど、実際に火災報知器がなってインターホンと連携できているか?
は部屋の中で確認しないといけないのです。」
ということである。
具体的には
火災報知器が部屋の中で「火災」を感知すると、
マンションのリビングに有るインターホンと連動する。
そこで、まずは同じ階と1つ上の階当たりで
「火事です。火事です。○階で火災が発生しています」
と各部屋のインターホンから警告が出て、数分後には
建物内の全ての部屋でインターホンから警告がでる仕組みなのだ。
だから
せっかく、火災報知器が部屋の中の火災を感知しても、
他の部屋に伝える手段がなければマンション内で逃げ遅れる人が
多く発生してしまうからである。
そのために、部屋内で火災報知器を1箇所だけ鳴らす必要がある。
そして、一番他人が入っても無難なリビングで試験を行うことが多い。
更に
リビングの火災報知器をチェックするのはもう1つ理由がある。
それは、「バルコニーの隔て板に物を置いていないかチェックするため」
バルコニーで隣の部屋との仕切りの隔て板は火災時に
避難するために板が割れやすい構造になっているのだけど
物がどっさり置いていると避難が出来ないので物を置いてはいけないのだ。
だから
消防点検時にバルコニーの物の置き具合をチェックするので、
消防点検が来る時は、玄関から廊下とリビング、バルコニーを
最低限片付けておけば恥ずかしい思いをせずに済むはず。
つまり
マンションの消防点検で部屋の中に入らないといけないのは、
火災報知器とインターホンの連動を点検するためと、
バルコニーの隔て板の周りの物があるかどうか?
を確認するためである。
そして
不在の場合は仕方ないので外部より火災報知器の数を
確認して終了する。と点検に来た人が言っていた。
なんだ、やっぱり部屋に入る意味があるんだな。
と感じた瞬間だったよ。
あっ
マンションの火災に関する設備については
過去にこんな記事も書いたので合わせて読んでね。
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