マンションの駐車場から、ふと自分の部屋のバルコニーを
見上げたときに「あれっ」と気になった事があった。
それは
バルコニーの部屋の戸境にある隔て板を隠すようにデザインされている
化粧の柱に何かが付着しているように見えたから。
ちなみに
バルコニーにある化粧柱というのは、冒頭の写真のように、
細長い柱の形状が多く、マンションのデザインのアクセント
としての機能があると私は感じている。
ところで
少し話が脱線したけど、実際にバルコニーの化粧柱を
確認しても何も付着していなかった。
きっと、虫か何かと見間違えたのだろう。
しかし、同時に今まで気がつかなかった事を発見したのだ。
それは
バルコニーに化粧柱が無くて、戸境の隔て板だけなら
隣の部屋のバルコニーを覗くことが出来るのに、
化粧柱があることで、隣の住戸を覗くことが出来ないのだ。
別に
隣の住戸をわざわざ覗こうとして気がついたわけではなく、
バルコニーの化粧柱の外部面を見ようと身を乗り出したら
視線の先に隣の部屋が見えなかった。という事だった。
と言うことは
バルコニーの化粧柱とは、意図的がどうかに関わらず
デザイン的な意味合いの他に、隣の住戸との間に
「目隠し」的な役割があることになる。
当然ながら
目隠し的な効果については、各マンションの状況により
大きく異なってくるはずであるが、多少なりとも
「プライバシーの保護」の向上についてメリットが
あれば、防犯上もメリットがあるはず。
実は
世の中には、本来意図していない目的で効果をあげている
という物が色々とあるんだろうな。と感じた日だったよ。
つまり
マンションのバルコニーの戸境にある化粧柱の意外な効果とは、
デザイン性だけでなく、隣の家の覗き防止にも効果がある。
実際に、そんな側面を考えてデザインされたものではいにしても
防犯上にしてもプライバシーの保護にしても一役かっている。
ちなみに
マンションのデザインというのはブランド毎に大きくは
決まっているのである。だから、設計者が自分の個性を
出せる場所というのも非常に限定的なのが実際のところ。
だから
こういう所ぐらいはデザイン的に遊びたい所だって。
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