フローリングに誤って水をこぼしても大丈夫。
小さなお子さんのいる家庭には最適。
と、色々なうたい文句で魅力的な
フローリングの床のコーティング。
しかし
私はフローリングのコーティングの
オプションを絶対にオススメしない。
なぜなら
フローリングというのは、
当然ながら木で出来ているから。
そして木は呼吸をしているから。
たまには、木では無いものもあるが
一般的にマンションなどで使用されているのは
木(合板)を使ったフローリングが主流。
まず
「木というのは呼吸をしている」。というのは
空気中の水分を吸って、多少なりとも
延びたり縮んだりするのだ。
もしかしたら
梅雨の時期に、フローリングが床鳴りを
してしまうお部屋もあるかもしれない。
その床鳴りも、木材の湿気による「延び」が
原因であることが多い。
しかし
フローリングにコーティングをするということは
その呼吸口を全て塞いでしまうということ。
まさに、窒息状態。
例えるなら
1年365日ず~~っと、厚化粧をしたままの状態。
厚化粧を取らずに、毎日生活している状態。
でも
見た目は、厚化粧のおかげでピッカピカ。
しかし、下地の素肌はどうだろう?
あなたがもし女性なら容易に想像つくよね。
多分、恐ろしいことになっているはず。
では
ワックスはどうなんだろう?
ワックスは表面自体はピッカピカだけど、
フローリングとフローリングの隙間の部分は
ワックスがかかっておらずに隙間が空いている状態。
もし
ワックスが、隙間に入り込んでいても
歩くと、「パキッ」と割れて隙間が生まれる。
その隙間から、フローリングは
呼吸をしているのだ。
しかし
コーティングは話が違うよね。
「水がこぼれても大丈夫」なら隙間があると
「大丈夫」では無くなってしまう。
だから
そんな隙間があってはいけない。
ということは、呼吸なんてとんでもない話だよね。
次に
フローリングのコーティングって高くない?
リビングだけで20万円とかって普通にするよね。
全部屋やったら50万円くらいはかかってしまう。
そんな所にお金掛けるなら、
もっちもっと違う所にお金かけようよ。
と私は感じる。
最後に
このフローリングのコーティングを進めないのは
私だけの意見ではない。
とあるマンションデベロッパーのメンテナンス部門
つまり入居してからのクレームなどを対応する部署の人も
内覧会と呼ばれる購入者さんが実際のお部屋をみる会で
「絶対してはいけない」と力説しているのを見たことがある。
私なんかが言うより、毎日クレームの対応などをしている
彼がいう言葉の方が、数倍も重みがある。
その彼が言うのだから、間違いないと私は感じるよ。
つまり
フローリングのコーティングは
フローリングの木材の呼吸という観点からオススメしない。
もし
小さなお子さんがいて、水をこぼすのが気になるのであれば
防水機能のあるマットを、テーブルの下などに敷くと効果的。
ちなみに、我が家もそうしているよ。
更に
フローリングについては、こんな記事もあるよ。
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