足が不自由になれば、開き戸が不便になる。
だから、引戸にするのが良い。
というのが高齢者をかかえる施設や住宅のセオリー。
サービス付き高齢者住宅などは最初から引戸の
設計になっているのが当たり前なのだ。
最近、私も定年退職した後に、足が不自由になった人が
開き戸を開閉するときに前後に動くのが身体的に難しく
何度も転倒して危険だという話を聞いた。
しかし
「そろそろ私の家も改修して引戸にしようかな」
と考えてもなかなか現実には難しい部分がある。
それは
開き戸を引戸に改修するには、引戸を開けた時に
扉が収納出来る戸袋と呼ばれるスペースが必要だから。
特に
リビングへの入り口やトイレなど改修したい箇所1つに
限って戸袋のスペースが取れない場合が非常に多い。
個人的にも「ここに引戸は無理だろう」という
間取りをいくつも見てきた。
だけど
ここに来て1つ改善案を思い付いたのでお伝えしていこう。
「そんなの知っている」という人もいるかも知れないが、
10人に1人でも「なるほど」と感じてくれれば良い。
それでも、効果があるのがブログの凄いところ。
では
まずは、開き戸であれば何が問題か?
というと、扉の開閉時に不必要な前後の移動が伴う点である。
しかも、可動中の扉は非常に不安定で体重をかけられないので
バランスを崩しやすいという問題がある。
その点、引戸であれば例え車イスでも開閉時に不必要な
移動が発生しないのだ。
そこで
開き戸を引戸に改修が出来ないのであれば「折れ戸」にすれば良い。
折れ戸は一般的にクロゼットの扉などに用いられるが、
開き戸に比べると扉の軌跡が半分ですむので前後の移動も
少なくてすみ、取手側の壁に手摺を設置すれば、
手摺を握ったまま開閉出来るのでバランスを崩しにくい。
だから
開き戸を引戸に改修出来ない場合は「折れ戸」を
検討してみてはいかがだろうか?
ただし
扉を開いた状態の通路幅が現状より狭くなる場合が
あるので改修の前に打ち合わせが必要であると感じるよ。
つまり
高齢化による住宅改修を行う際に、開き戸を引き戸へ
変更できない場合には、折れ戸の採用を検討してみては?
開き戸より開閉時における前後の移動が少なくなるので、
足が不自由になってきたときに転倒の危険性は少なくなるはず。
更に
現在の木枠を利用して、ほぼ扉部分のみ改修すれば
良くなるはずなので大掛かりな工事になりにくいので
改修しやすいと感じるよ。
介護保険適用になるか?どうかも工事内容に合わせて
確認してみることをお勧めする。
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合わせて手摺の設置も行えばより快適になるよね。
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リフォーム業者を探すならこちらが便利だよ。
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