マンションや賃貸住宅の直天、直貼りが招いた意外なトラブルとは?

 

ひと昔のマンションや賃貸住宅には
「直天(じかてん)」の「直張り(じかばり)」と言って、
コンクリートの天井と床を補修してたうえに、
仕上げのクロスやフローリング、シート等を
張っていることが多い。

 

それは

建設に掛かるコストが安く済むために行われていて、
そのおかげて、安くマンションを購入出来たり、
家賃を抑えることが出来ているのだ。

 

しかし

直天や直張りと言う施工法は、コストを抑えることが出来る反面、
施工精度と言う面で問題になりやすい諸刃の剣である。

現在は、天井は新たに仕上げ材で組み立てる2重天井や、
床を木材で組む2重床、直張り工法でも
セルフレベリング材と言う特殊な材料を使用することで、
品質の向上をはかって来ている。

 

だけど

直天や直張りにまつわるトラブルは、
他にもあったのである。

つい先日、トラブルを耳にしたので今回お伝えしておくね。
今まで考えたことなかったけど、冷静に考えて見ると

「なるほどな~。それもあり得る」

と感じた内容だったよ。

 

そのトラブルとは、

「下の階の照明の熱が、上の階に伝わる」

と言うこと。

下の階の住人さんは、天井に直接ベタッと広がっているタイプの
LEDではない照明を使用されていた。

 

すると

上の階の住人さんから

「床が生暖かいけど大丈夫か?」

と言う問い合わせが来たのである。
生暖かい床の範囲が限定的、
かつ天井を見ると丁度照明が付いていたので、
照明が原因なのでは?となったらしい。

 

結果としては、

LED照明を下の階の住人さんに購入して
付け替えて貰ったことで事なきを得た。

 

普通の白熱電球に比べ、LEDの性能の良さの1つである
「発熱量の少なさ」に注目した解決策である。
LED電球は、普通の白熱電球に比べて消費電力が少ない。
それにともない、発熱量も、少ないので屋外のイルミネーションでは、
掛かる電気代の面でも、樹木に与える熱の影響も少ないのが特徴だよ。

 

つまり

直天と直張りの組み合わせの住宅では思わぬものが
伝わってしまうことが有ると言うこと。

 

そして

あなたの住んでいる住宅がどのようになっているかは
何かで軽く叩いてみて、鈍い音がすると直天や、直張りだよ。

 

更に

LEDについては、こちらの記事も参考になるよ。

↓  ↓  ↓

LEDにすると本当に経済的なのか?機器独特の落とし穴に注意