大手デベロッパーのマンションで、大手の建設会社が建てている
しかし、何故か次から次へと欠陥が多くて困ってしまう。
「大手だから信用して買ったのに失敗した~」
と言う人も少なからずいる。
今回は、なぜ大手の物件を購入したのに失敗したと感じる人がいるのか?
というメカニズムについて、建設会社の立場からお伝えしていく。
確かに
大手のデベロッパーであれば、独自の仕様があり
よりクオリティの高いマンションを提供しようという姿勢は凄い。
更に
大手の建設会社も同様に、会社独自の仕様があり、
高いクオリティの建物を実現させる為に会社として励んでいる。
だから
一般的には、大手のディベロッパーであったり建設会社の
施工したマンションは品質的にも良いと感じている。
では
なぜ冒頭のような事態が起こるのか?
それは
いくら仕様が良くても、施工基準があったとしても
実際の現場の担当者がしっかりと理解をして作らないと
良いクオリティの建物は出来ないということ。
具体的には
建設会社で働いている私の意見としては、
建物ってマンションだけじゃないよね。
ホテル、事務所ビル、学校、商業施設、工場、倉庫など
様々な種類の建物それぞれの作り方のポイントがある。
お医者さんで例えると、同じ内科に所属していても
呼吸器系が強い人と、循環器系が強い人みたいなものである。
つまり
マンションにはマンション特有の作る上での重要なポイントがある。
何度もマンションを手がけていると「ツボ」や「コツ」がわかってくるけど、
普段マンションを手がけていない人には気が付かないことも当然ある。
そして、建設会社の人間は特殊な建物にならないかぎり「◯○専門」
というふうにはならずに、色んな種類の建物を手がけていくことになるので、
大手の建設会社の人間でも、「マンションはほとんどやったことがない」
という人も当然いるからである。
いくら、現場の経験が豊富でも、新築マンションというジャンルが浅ければ、
思わぬ所で失敗をしてしまうことも実際には有るということ。
しかも、毎日現場で建物に接している人でないと分からないレベルでの
失敗なので、検査に来ても見過ごされてしまうことも有るということ。
だから
本当の意味での、良いクオリティの失敗しないマンションの選び方。
と言うのはとてつもなく難しいということになってしまうよね。
つまり
マンションの品質を決定付けるのは売り主よりも、施工会社よりも、
「実際に現場に携わる担当者」である場合が多い。
現場の担当者の何気ない普段の行動や考え方で品質を良くも悪くも
することが多いと私は感じている。
しかし
基本スペックや、設計上の仕様、施工会社の社内チェックなどは、
大手の会社のほうが信頼性が高いとは一般的に言えるよ。
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みんなが大手の会社を選ぶ理由については
こちらで記事をしているので合わせて読むと効果的。
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それでも、不動産会社によって特色は有るので、
あなたの住んでいる地域の不動産会社で
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