マンションの定期点検で指摘してもよいもの悪いものの境目とは?

 

マンションの定期点検でいきなり指摘事項の紙を渡されても
一体に何を書いて良いのか? また書いてはいけないものは何か?
分からないでしょう。

 

実は

指摘事項として書いて良いものと悪いものにはある法則があります。

 

それは

あなたが傷つけたものかどうか?

あなたが壊したものかどうか?

この2点になるのです。

 

逆に

指摘してもよい内容は、あなたが傷つけたり壊したりした
ものではなく、何もしていないのに不具合が生じたもの。
となるのです。

もちろん、ごくごく普通に使用していて壊れたものも
指摘しても良いのですよ。

 

しかし

書いて良いもの悪いものの説明がなされないまま
指摘事項を書いて頂く用紙を配布してしまうと

1年検査で「フローリングの傷」
などと書かれても、作り手からの立場からすると

「そりゃあ、1年も普通に暮らしていたら
 フローリングに傷くらいつくでしょう」

と愚痴の1つもこぼしたくなるのです。
そして、お客様との交渉が始まります。

 

「1年点検では、お客様がつけられた傷などは
 対象外でありまして……」

「そんな事は聞いていない。
 しかも、入居した時から付いていた」

このようなやり取りが続くと、非常に労力が掛かりますので
この機会に是非あなたには知っておいて頂きたいものです。

 

しかし

傷などは例外として、普通に使用していただけなのに

  • 棚がボトッと落ちてきた。
  • タオル掛けがぐらついてきた。
  • 扉が閉まらなくなってしまった。
  • 扉の動きがおかしい。
  • 排水が詰まった。
  • クロスに隙間が開いてきた。
  • タイルが割れてきた。

などの項目は指摘として記入して下さいね。

 

では

もしも、入居した時から本当に傷が付いていた場合は
どのような対処をするべきか?
については、次回の記事でお伝えしたいと考えております。

 

つまり

マンションの定期点検で指摘してもよいもの悪いものの境目とは
自分で傷つけたり壊したりしたものかどうか?であります。

 

だから

傷などの指摘事項は出来るだけ内覧会の時に見つけておけば
安心なのでこちらの記事も合わせて読んでみてください。

↓  ↓  ↓

新築マンションの内覧会の案内がやって来た。でも、何するの?