魚を焼いて煙が出たり、バルサンをたいて煙が出ると
「火災報知器」が感知しないかな?と不安にならないかな?
実は
マンションの火災報知器のほとんどは「煙感知式」ではなく
「熱感知式」であるので煙での誤作動の心配は少ない。
しかし
住宅用の火災警報器は「煙感知式」を主に用いられるが、
理由としては、人は火災時に「熱」よりも「煙」によって亡くなる
ことが多いから。
しかも
夜間に起こる火災に関しては気づけば煙が充満していて
逃げ場がなくて亡くなってしまうという事例が多い。
では
なぜ、マンションでは「煙感知式」より「熱感知式」を
一般的に用いられるのだろうか?
まずは
理由の1つとして「値段」の問題がある。
具体的には、熱感知式が4,000弱で売っていると、
煙感知式は20,000オーバーであったりする。
実に5倍以上の価格の開きがあったりする。
もしも
1戸につき5ヶ所必要で100戸のマンションであれば
500個の火災報知器が必要となるわけだからね。
でも
住宅用の火災報知器に関しては、連動も何もしていない
タイプなどは安価で提供しているけどね。
更に
もう1つの理由としては、熱感知式の方が煙感知式より
圧倒的に「非火災」の発報が少ないということである。
具体的には、「誤作動が少ない」のだ。
もしも
1戸で火災報知器の誤作動が起こるとどうなるか?
というと、一般的には同じ階と1つ上の階の住戸へ
「火災が発生した」という信号が送られてインターホンが
けたたましく鳴りはじめて、数分後には全戸に対して
火災が発生した旨を一斉に伝えることになる。
すると
マンション全体が外からでも聞こえるくらいに
「火事です。火事です。○階で火災が発生しました」
という、何の感情もない機械の音声が鳴り響くのだ。
だから
マンションの火災報知器の誤作動が発生すると、
全ての住戸に対して迷惑がかかってしまうので、
出来れば誤作動などは起こしたくないよね。
これが
マンションで煙感知式より熱感知式が採用される理由だよ。
つまり
マンションの火災報知器が「煙感知式」ではなく「熱感知式」なのは
の2点があげられる。
更に
火災報知器と言えば、消防点検をしなければいけないけど
消防点検についてはこちらの記事を確認してね。
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