マンションの気密性と24時間換気性能と冬のすきま風

 

マンションは本当に気密性が良い。

 

だから、いろんなメリットがあるし、逆にデメリットになることも。
今回は、マンションの気密性に関することをお伝えしよう。

 

まずは

キッチンの換気扇を付けるとリビングのサッシが音鳴りを起こすことがある。
これは、サッシとサッシの若干の隙間から換気扇の力で
空気が入ってきて音鳴りになるのだが対処が難しい場合も多い。

 

そして

キッチンの換気扇の影響を意外に受けるのが玄関ドアである。
昔、実験をしたら換気扇を回している場合とそうでない場合で
なんと、5倍も力を描けないとドアが開かないという結果が出た。

そのくらいマンション内のどこかで強制的な空気の出入りがあると、
回りのいろんな部位が影響を受けるくらい気密性が良いのだ。

 

だから

24時間換気システムが成立するのだ。

24時間換気システムはユニットバスの浴室乾燥機で
マンションの部屋全体を換気するというシステムである。

先程のキッチンの換気扇の例の通り1つの換気扇が
マンションの部屋全体の空気を動かすことが可能なのだ。

 

しかし

メリットばかりではない。特に冬の時期においては、
各居室の給気口から入ってくる新鮮な空気が冷たくて
思わず蓋を閉めてしまう人も多い。

 

すると

換気のために必要な新鮮な空気が入ってこないのだ。
しかも、一旦閉じられた給気口の蓋はよっぽどの事が
無い限りは開けられる事はないのである。

 

換気が勝つか?冷気が勝つか?

 

たとえ、給気口の蓋が何段階か調整出来たとしても、
入ってくる冷気が0にはならないから、悩ましい勝負だね。

 

つまり

マンションは本当に気密性が良いので、
キッチンの換気扇を付けると玄関ドアが非常に重くなり、
本当に子供が外から帰ってこれない位の硬さになる場合もある。

 

だから

ユニットバスの浴室乾燥機でマンションの部屋全体を換気する
24時間換気の性能が発揮されるのだ。

 

しかし

24時間換気のフレッシュな空気の取り込み口となる
給気口からの冬のすきま風が寒くて閉められたまま、
そして、春になっても開かれることは無いという悲しい事実もある。

 

更に

24時間換気システムは電気代の無駄にも?
詳しくはこちらの記事で解説しているよ。

↓  ↓  ↓

マンションの24時間換気システムって電気代の無駄なのか?