棟内モデルルームと棟外モデルって何が違うのか?

 

マンションのモデルルームって実は2種類ある。

1つは、建物とは別にプレハブなどで作ってある棟外モデルルーム。
もう1つは、実際の建物を仮に使用している棟内モデルルーム。

 

では

2つのモデルルームって何が違うの?

同じタイプを展示してあるのであれば一緒じゃない?

という疑問が浮かんでくるかもしれない。

 

実際には

棟外モデルルームと言うのは、ある程度工事が進まないと
当然見せることの出来る状態にはならないので、
初めから棟外モデルルームというわけにはいかない。

ということは、何となく分かっていてもモデルルーム自体の
部屋についてはどちらでも同じではないか?と思ってしまうよね。

 

しかし

実際に、工事をする立場の私たちからすると
2つのモデルルームの間には、決定的な差があるのだ。

 

しかも

その差によって、パンフレットとの相違が生まれ
建物を造る側の私たちと、売る側とで議論をしなければ
いけないくらいの重要な問題に発展することになることも。

 

その差とは

電気や水道が実際にはつながっていないということ。

 

具体的には

棟内モデルルームでも、照明や一定のコンセントを使用するために
必要最低限の設備はつないであるけど、「食器洗い乾燥機」を動かしたり、
ユニットバスでシャワーを実際に浴びる必要は無いのである。

 

だから

本当の機器を動かすまでの配管部分が作られていない
言わば「ハリボテ状態」になっているのである。

 

しかし

棟外モデルルームは、最終的に人が住んでも問題ない様に
造ることになるので、全ての配管が作られている。

 

でも

たかが配管だよね?

とあなたは感じたかもしれないよね。

 

しかし

されど配管である。

 

具体的には

キッチン周りの排水が納まらずに、
棟外モデルルーム通りのコンセントの配置が出来ないこともある。

 

もしも

あなたが、コンセントの位置を事前に確認していて
何かの機器を接続するように計画していたのであれば、
実際の部屋に入居してから

 

「あれ、コンセントがない」

ということになる。

 

実は、こういう問題でお客さんからのクレームになって
揉めたことも過去に経験しているからね。

 

だから

もしも、棟内モデルルームもあれば、契約後でも
一度確認しておくことをオススメするよ。

 

つまり

棟内モデルルームと棟外モデルって何が違うのか
については、棟内モデルルームは、あくまでも
ハリボテで機能しないということ。

実際に、設備を納める上で配線や配管によって
コンセントの位置などが変更になる可能性がある。

 

そして

施工会社による実際の仕上がり具合も確認できるので
棟内モデルルームがある場合は、一度覗いてみることを
オススメするよ。

 

更に

棟外モデルルームにはこんな効果を狙っていることも。
気にあるあなたは合わせて読んでみてね。

↓  ↓  ↓

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書いた人:
T.M