棟内モデルルームへの通路はなぜ窮屈な印象なのか?

 

棟内モデルルームの通路って狭くて窮屈な所が多い。

「もっと、開放感を楽しみに来たのに!」

という声が聞こえてきそう。

 

なぜなら

自分が工事で棟内モデルルームを作っていても
同じように、窮屈な通路だな。と感じるから。

 

しかし

・モデルルームが2階だから
・まだ工事中だから
・他に通路が無いから

という理由が有るのだけど、それにしても高い買い物を
してもらうお客さんの為の通路とは思えない感じである。

四方八方塀やシートに囲まれた閉鎖的な空間を
ずっと歩かされたら、嫌にもならない?

 

しかし

窮屈で狭い通路を通らなくてはいけない理由が有るのだ。

 

なぜなら

棟内モデルルームへの道は、一般の人が安全に
通行できるように、完全に区切られているから。

 

それも
勝手にやっている訳ではなくて、お役所の人と
打ち合わせをして、申請や検査を受けた結果
あんな形になっているのである。

工事中の作業と、お客さんの通路は明確に
分離されていなとイケないからね。

 

もし、分離されていなければ

「お客様、そっちは危ないから気をつけて下さい」
「作業員さん、物を上の方から落とさないでね」

で済めばいいのですが、
「万が一」にも備えなければいけないのだ。

 

もしも、何かあったら一大事。

 

それで

ありとあらゆる境目を縦も横も塞いでいくのだよ。
そうなると、冒頭の圧迫感が出てくるのよ。
これは、かなりのお客様の感じているはず。

 

しかし

これだけは知っておいてほしいよね。

建設会社も棟内モデルルーム用の計画をする時に
協力していないわけじゃないよ。ということ。

 

具体的には

建物唯一の階段を、棟内モデルルームへ提供して
自分たちは3階位まで、通りにくい足場の階段を
使用していることもあったよ。

 

他には、
現場の敷地がモデルルームの通路で、真っ二つに分断されて
すっごく遠回りをしなくてはいけなくなった現場もあったよ。

 

それでも
「マンションが売れるためなら」と皆んなで協力していた。

 

だから

もしあなたが、棟内モデルルームへ足を運ぶことになった際に
通路が、狭くて圧迫感がある通路のことで、不満に思った時は
その壁の向こうで一生懸命仕事をしている人たちを
思い出してくれると、非常に嬉しいな。

 

つまり

棟内モデルルームへの圧迫感のある道は、お客様の安全を守るために
法律で定められた安全設備を整えた結果である。

 

そして
その向こう側で、不便でも一生懸命仕事をしている人がいるということ。

棟内モデルルームが初めてのモデルルームなら
この記事も合わせて読んでみると役に立つよ。

↓  ↓  ↓

マンションのモデルルームの営業担当の能力の見極め方の3つのコツ

Share
書いた人:
T.M