マンションの設計変更で手摺を付けるなら位置はどこが最適か?

 

マンションの設計変更であなたの高齢化を考えた時に、
必要になってくるのは、何と言っても「手摺」である。

 

「よっこらしょ」

と、立ち上がったりする時に、思わず声が出てしまう人は、
少し真剣に手摺の設計変更について考えたほうが良いかもね。

 

では

手摺はどこに設置をすると効果的なのか?

については、
あなた自身が「よっこらしょ」と言うであろう場面を、
想像すると非常に効果的。

 

一般的には

・玄関で靴を履いたあとに立ち上がる場面
・トイレで便座から立ち上がる場面
・浴槽へ出入りする場面

という3つの場面がマンションでは多いと感じる。

 

更に

廊下などの行き来の多い箇所に付けても効果的。
また、あなたが廊下に手摺の設置を考えているなら、

「手摺をどのように使うか?」
によって、設置の高さが違ってくる。

 

具体的には

手摺をふらついた時の支えや、真っ直ぐ歩くための補助。
として考えている場合は、床面から80cmくらいが良い。

 

しかし

足が不自由なために、手摺に体重を掛けて歩行するような、
「杖」代わりに使用する場合は、先程の高さから10~15cm
くらい低い65~70cmに設置して、腕を真っ直ぐに伸ばした状態で、
手摺をつかめる高さが非常に効果的。

 

だけど

手すりの高さは、あなたの身長によっても最適な高さは
異なると感じるので、設計変更の打合せ時に相談してみる
ことを、私はオススメをするよ。

 

最後に

手摺なんて別に必要になってから取り付けたら良いんじゃない?

とあなたは感じるかもしれない。

確かに、健康な状態で手摺があるとかえって邪魔な場面も有る。
そういう意味では、必要になってからで良いと感じる。

 

しかし

1つだけ覚えておいて欲しいのは、
手摺を取り付けるためには、壁のボードの裏側などに、
何らかの「補強」が必要で有るということ。

 

だって

あなたの全体重を支える為の手摺なんだから、
かなりの荷重が手摺に掛かるはず。

 

もしも

下地の補強が中途半端な場合には、最悪手摺が
外れてしまうことも有るかもしれない。

そうなると、重大に事故になってしまって、
あなたがケガをする恐れが非常に高い。

あなたの安全を支える手摺でケガをしてしまうのだけは、
絶対に避けたいからね。

 

つまり

マンションの設計変更で手摺を付けるなら位置はどこが最適か?
という問題については、

・玄関
・廊下
・ユニットバス
・トイレ

等の、立ったり座ったりの必要のある場所と、
長距離常に移動すべき場所が最適であると感じる。

 

更に

体が不自由になって来てからの住みやすさを考慮すると、
こちらの記事も合わせて読むとより理解が深まるよ。

↓  ↓  ↓

老人ホームの扉が全て引戸な理由とは?