マンションの修繕積立金と言われても、
実際に、マンションに住んでいない人が
想像するには、かなり難しい。ハッキリ言って困難である。
「修繕積立金」と言うのは、
聞き慣れない言葉だし、そもそも何を「積み立てるのか?」
ということからはじまるよね。
だから
今回は、修繕積立金についてお伝えする。
結論から言うと
修繕積立金は、「大規模修繕」と言われる
「10年~15年に1度行われる、マンション全体の外部のメンテナンス」
の為に使われる、非常に大きな金額に備えるものである。
例えば
来月から大規模修繕工事を行いますので
「今月中に1部屋につき100万円用意しておいて下さい」
と言われたら、あなたはどう感じる。
「100万くらいは、すぐに用意できるから問題ない」
という家庭より
「え~、100万円も? どこの貯金を切り崩して集めるか?」
という家庭の方が圧倒的に多いはず。
我が家も、「後者」だよ。
だから
毎月、毎月、将来に備えて「貯金」をしていくのだ。
それが、「修繕積立金」の正体。
毎月何かに使うというお金ではない。
では
大規模修繕工事は、何をする工事なのか?
それは
・外壁の塗装を塗り替えたり
・外壁のタイルを張り替えたり
・皆の通る廊下の床をキレイにやり替えたり
・屋上の防水をやり替えたり
・工事を行うための足場を作ったり
・古くなった機械を、取り替えたり、部品を交換したり
という工事が一般的。
しかし
一般的には、先程述べた項目だけど
実は、実際の大規模修繕工事の前にならないと
「工事をする項目は分からない」
なぜなら
将来工事にとりかかる前にになって見ないと、
劣化の状態が予想できないから。
大規模修繕工事がメチャメチャお金の掛かるマンションもあれば
思ったより費用のかからないマンションもある。
その費用の差で「天国と地獄」だね。
では
どのような建物が大規模修繕工事に
費用が安くすむのか?
を判断するのは非常に難しい。
建てる側からしても、答えには迷ってしまうね。
ただ
それでは意味が無いので
1つだけ、ポイントを言うと
例えば
あなたは、新しいことを覚えるときに
「1度も失敗せずに、習得出来てしまう」
と言われたら、信じますか?
私なら、絶対に信じないね。
「分からないことだらけなら、絶対にどこかで失敗している」
「今できるのは、大量の失敗を積み重ねた結果」
だと、考えている。
これを
マンションに当てはめると、
会社の規模が大きくて色々な実績があったり、
会社の規模は大きくなくてもマンションの実績が多い会社は
「失敗から学んだノウハウが必ずある」
だから
初めてマンションを作る会社とは、雲泥の差。
そこが、建設会社を検討するポイント
つまり
修繕積立金とは、将来の大規模修繕工事に備えて
今のうちからコツコツ貯めておく貯金のようなもの。
更に
将来の大規模修繕工事を安く済ませようと
考えるなら、しっかりと実績のある建設会社が作っている
マンションを選んだほうがオススメ。