LEDにすると本当に経済的なのか?機器独特の落とし穴に注意

 

世の中LEDにすると「エコ」ってイメージが定着している。

確かに、電気代を比べると普通の白熱球などより
圧倒的にかからないのし、効率が良いので「エコ」だ。
という意見には賛同する。

 

しかし

一概にLEDにすること自体が全て経済的か?

というと、疑問が残る部分も有るので今回記事にしてみた。

 

まず

電球型のLED照明の場合は、基本的には問題ない。
もしも、5~10年後にLED電球が球切れを起こしても、
「電球部分」だけを交換すると良いからだ。

 

ただし

今時100均でも売っているような電球が1年しかもたなくても、
10年後は、100円x10年=1000円しか費用は発生しない。

LED電球の値段と比較して、電気代が安いという面を差し引いで
それでも、「コストメリット」が有るか?という所が導入の決め手だろう。

 

しかし

世の中のLEDの機器は、球切れ時に、「電球部分」だけの交換ではなくて、
「機器全体」を交換しなければいけないタイプも有るので注意願いたい。

 

特に

マンションの共用部の電球をLED化することにより、
毎月の共益費を安くしようと考えている場合は、
機器の球切れ時にどこまで交換しなければイケないか?
をしっかり確認する必要がある。

 

具体的には

2万円の器具を購入して10年持つと仮定すると、
10年後に発生する費用は、電球代の数千円ではなく2万円。

 

だから

1年当たりに換算すると2000円なので、
普通の電球と電気代を比較してもメリットが有るか?
を算出しないと、器具によっては環境にはやさしい効率のよい電気だけど、
実は「不経済」な器具が出てくるかもしれないから。

 

ちなみに

私は現場で建物が完成した時に、電気の担当者によく

 

「あの照明ってLED?」

 

「じゃあ、球切れした時はどこから交換?」

 

と訪ねて回っている。

 

意外に、機器ごと交換しなければいけないタイプの
照明が有ることに驚いているよ。

 

もしかしたら、球切れのスパンが圧倒的に長くなったから、
機器ごと交換しないと、電機メーカーも商売上がったりなのかも?
と記事を書きながら思ってました。

 

つまり

LED機器の中には、「電球」を交換するタイプと
「機器全体」を交換するタイプが存在する。

機器全体を交換するということは、10年先には
かなりの費用が掛かるということ。

 

だから

安い電球を回数変えたほうがお得なのか?
電気代は抑えられるが、交換時に費用のかさむ機器がお得か?
を良く検討してから導入することをオススメするよ。

 

あっ

電気代といえばこちらの記事も参考にしてね。

↓  ↓  ↓

マンションの24時間換気システムって電気代の無駄なのか?