マンションの内覧会に実際に行くと様々な所の
傷を発見する可能性が高い。
その中でも、今回はアルミサッシの傷についてお伝えする。
特に
実際の内覧会でよくある質問は、
「傷の付いたアルミサッシは新品に取り替えるのですか?」
という内容。
しかし
残念ながら9割の傷のついたアルミサッシは取り替えない。
「補修をして対応をする」のが現実である。
なぜなら
と言う理由からであるが、一番大きいのは「取り換えが困難」ということ。
車やパソコンなどの部品であれば、代わりの部品に交換することが
可能なパーツがたくさんあるけど、建物は「現地での一品生産」であり、
交換することにより、他の部分に与える影響が大きい部位が多いのである。
では
どのように補修をするのか?
という疑問であるけど、
イメージとしては「車の板金塗装」である。
つまり
事故などで凹んだ車の部分を、パテなどで平滑に戻してから、
車体と同じ塗料を吹き付けて目立たなくするというやり方と同じ。
実際の調色も、現地で色合せをしてから塗料を吹き付けるので、
内覧会の指摘事項の確認の時にも、今まで一度も補修跡について
文句を言われたことがないくらいの仕上がり具合である。
まさしく
アルミサッシなどの金属製の製品を補修する為だけのプロの専門職なので、
一度補修をお願いをするとかなりの高額な料金を請求されるのだけど、
他には良い方法がないので、いつも補修のお願いをすることになる。
実は
私のような現場で実際に建物を作っている人間がよ~く見ると、
「補修した跡」を見分けることが出来る。
特徴としては、アルミサッシは電解着色という方法で色を付けているので、
独特の「筋(ライン)」が元々付いているのだが、塗装を行うとそのラインが消える。
でも、本当に意識して見ないと気がつかない程度なので全く問題ないよ。
つまり
マンションの内覧会で指摘したアルミサッシの補修は、
一般的には、取り換えではなくて「補修」にて対応する。
イメージとしては「車の板金塗装」と同じようなイメージだよ。
マンションなどの建物では、容易に新品に取り替えることが
出来ないものが多く存在するので、強度上問題ないものは、
ほとんどが専門の補修屋さんで対応するのが一般的。
あっ
クロスの補修の仕方についてはこちらから。
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