マンションって夏は暑いのか?
確かに、今まで賃貸住宅暮らしをしてきた我が家にとって、
今までより寒い地域に引っ越してきたのにもかかわらず、
冬の格好が今までよ薄着で過ごすことが出来たのは、
マンションの断熱性が、賃貸住宅より圧倒的に良い結果
であることは、非常に実感している。
更に
マンションが一般的に鉄筋コンクリート造であり、
アパートのように、軽量鉄骨造などの構造より
圧倒的に断熱性能が良い。ということも起因しているかも知れない。
だから
同じように夏は暑いのか?
と、言われると
私の実感から言うとそうでもない。
今までと同じように暑いのである。
しかし
鉄筋コンクリート造のマンションのような建物は、
1度コンクリートの部分が暖められると、
冷めにくいという性質があるため、夜が暑いと感じる部屋もある。
夜が暑い可能性の高い部屋とは、太陽の熱を浴びやすい部屋
担ってしまうので、「最上階」と、西日が当たる「西向きの部屋」と
言えるだろう。
でも
屋上の断熱の形式や仕様が一昔前に比べて、
向上しているので、屋根部分は暖まりにくい仕様にはなっては来ている。
が、やっぱり最上階と比べると下の階の方が暑くない。
と実際に夏の暑い日に現場を歩いていて感じることはある。
余談だけど
鉄筋コンクリート造に限らないけど、
建物って熱の影響で実は伸び縮みをしている。
具体的には
10mの長さ(玄関からバルコニーくらいの距離かな?)で、
温度が1℃上がると0.1mm伸びるのだ。
たった0.1mmとあなたは感じるかもしれないけど、
夏と冬の温度差が20℃あるとするなら、
年間2mm伸縮している計算である。
一般的に、コンクリートに出来るひび割れが有害なものか?
を判断する基準が「0.3mm」であるということを考えると、
2mmの伸縮は実は大きな「動き」であるのだ。
だから
最上階と、その下の階は、一般的には夏の太陽の熱の影響による
ひび割れを防止するために、「鉄筋などで補強」している。
ということは、最上階と、その下の階は、、
太陽の熱の影響を受けやすいということだよね。
つまり
マンションは鉄筋コンクリート造+断熱性が高いため、
1度温まると冷めにくいという事実はある。
そのため
最上階、その下の階と西日の当たる部屋の夜は暑いと感じるけど、
一昔前に比べて、断熱仕様の向上により温まりにくくはなっているよ。
でも
マンションの最上階には、他には代えがたい「魅力」がある。
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