マンションの玄関ドアにストッパーが無い理由とは?

 

マンションの部屋に両手に荷物を抱えている状態で入る時に、

「なぜ玄関ドアって、開いたまま止まらないのだろう?」

「なぜ玄関ドアって、外部から手前に引っ張らないとイケナイの?
 押して部屋の中に入れれば楽なのに?」

と、あなたは感じたことは無い?

 

もしも

あなたがオフィスで働いていたのなら、
90度くらい開けたらストッパーが効いて止まる扉にも、
両手で荷物を抱えても、体で押して入ることが出来る扉にも
遭遇しているかもしれない。

 

しかし

一般的には、マンションの玄関ドアって「片開き戸」と
呼ばれる外部側から、手前に引いて入るドアである。

 

だけど

玄関ドアが、開いたまま止まらないのも、
手前に引いて開けなくてはいけないのも
実は、立派な理由が有るからである。

 

それは

「消防上の理由」だから。

 

具体的に言うと、

マンションの玄関ドアは、「特定防火設備」と言われる
防火用の扉で有ることがほとんど。

 

なぜなら

ある1室で火災になった時に、廊下まで火が燃え移ったら
避難に支障が出るからである。

 

例えば

隣の部屋で火災が起こった場合に、玄関から出たら
隣の玄関ドアから火がゴウゴウと燃えていたら怖いよね。
そして、危ないよね。

 

だから

玄関ドアで、火災の拡散を一定時間防いでいるのだ。

 

で、

何で先程の「ストッパー無し」と「引いて入る扉」が
関係有るのかというとね。

万が一、扉にストッパーがついていて玄関ドアが
開きっぱなしの時に火災が起こったらどうなる?

先ほどのように、火が廊下まで出てしまうよね。

 

だから

ストッパー無しで、開けたら必ず閉まらないとイケナイ。

 

更に

あなたの部屋で火災が発生したら、
まずは、部屋の中から廊下へ避難するよね。

実は、火災発生というパニック時に人間って
「ドアを引いて開ける」ということをしない。

実話として、横に引いて開けるドアを
一生懸命押して開けようとして逃げ遅れたという
話も有るくらい。

 

だから

部屋内側から、外に向かって「押して開く扉」が
火災などの発生時において、避難に有効な開き方向であり、

一見「不便だな」と感じていることにも、
実はきちんとした理由があるということ。

 

つまり

マンションの玄関ドアにストッパーが無い理由とは
消防上の理由だからである。

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