カテゴリー: 理想の部屋を選ぶ

壁がコンクリートの打ち放し!オシャレだけど○○を確認した?

 

部屋の壁がコンクリートの打ち放し!

オシャレなデザインに憧れるのは誰でも一緒。

 

でも

ちょっと待って!
大切な何かを確認することを忘れていない?

「えっ、大切な何かって?」

ということで、今回はコンクリートの打ち放しの壁について
確認すべき「大切な何か」についてお伝えする。

 

まず

コンクリートの打ち放しについて説明しよう。
コンクリートの打ち放しの壁とは、
文字通り「コンクリートの壁をつくったままの状態」である。

ペンキを塗ったり、
タイルを貼ったり、
クロスを貼ったり、
内装の壁を別に作ってり
全くしていない状態。

 

 

私が今まで色んな建物を建ててきた中で

「何のこだわりもなく、
壁はコンクリートの打ち放しで良いや」

と感じた部屋は、「機械室」や「倉庫」などの部屋。

 

「え~、倉庫と同じ扱いなの?」

と感じたかもしれないが、それには理由がある。

その理由とは、人が生活する場所ではないので
「断熱する必要」が無いから。

 

だから

夏は倉庫の中が暑くても、冬は倉庫の中が寒くても
生活には何の支障もないから。

 

しかし

あなたが生活する部屋は違うよね。
エアコンを一日中つけっぱなしにしても
快適に暮らせない部屋なんて嫌じゃない?

 

つまり

私が確認して欲しい内容は「部屋の断熱性」である。

 

具体的には

・コンクリートの打ち放しの壁は外部に面しているか?
・外部に面している場合は、外壁の外側はどういう仕上げか?
・外部に面している場合は、外断熱をしているか?

について確認すると良い。

 

そして

ここからは、私の超個人的な意見だけど、

「何もしていません。それでもこの部屋を借りる人は多いですよ
 だって、オシャレですからね。」

という意見には、ハッキリ言って大反対。

 

なぜなら

設計者が、実際の生活する人のことを全く考えていないから。
設計した建物を、単なる「作品」としか考えていないから。

それが、美術館や店舗など、寝食を行わない建物なら問題ない。
「作品」だと言ってしまっても構わないし、実際には

「私達の建てたものは「建物」とは呼びません。
「作品」と呼ぶようにしています」

という設計会社が過去にいたけど、ハッキリ言って
単なるマスターベーション(自己満足)に過ぎない。

 

「だったら、自分の金で作品を作れよ」

 

と感じるよ。莫大なお金を出して設計させて頂いている
立場の人間なら、デザイン性と快適性は常に考えて
設計するべきだし、デザイン性を優先させるのであれば

 

「デメリット」をしっかりと説明すべき。

その「デメリット」までしっかりと説明が出来る
デザイナーズマンションなどの販売業者で無ければ
信用するべきではないと強く感じるよね。

 

それは

外見の良さだけで人を判断して、実際に付き合ってみたら
「こんなヒドイ人だとは思わなかった…」
と後悔するのと同じかも知れない。

 

つまり

壁がコンクリートの打ち放しの場合に
確認すべき事項は、外壁面の断熱性能。

 

もしも

外壁も、室内の壁もコンクリートの打ち放しであれば
断熱が全くされていないから、結露やカビ、光熱費の上昇
などの様々なトラブルに悩まされる可能性は非常に高い。

デザイン性と生活の快適さをキチンと天秤にかけてから、
あなたが「これだ!」と感じた間取りを選択してね。

 

更に

マンションの断熱性に関するトラブルは
こんなことも有るので合わせて読むと非常に効果的。

↓  ↓  ↓

分譲マンションは断熱性が良いと聞くが結露はしないのか?

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書いた人:
T.M