新築マンションの内覧会で建築業界人の同行を頼むデメリット(2)

 

新築マンションの内覧会で、建築業界の人を連れて行く
場合の思いがけないデメリットについて、
前回の記事で2つ理由のうちの1つをお伝えした。

今回は、もう1つの理由についてお伝えする。
実は、この思いがけないデメリットについては
私がガッツリ当てはまっている。

 

つまり

私が、内覧会に呼ばれても同行したくない理由でもある。
更に、めちゃめちゃ指摘する人と、指摘できない人の
違いは、まさにこのポイントにあるのでは? という理由。

 

まず

前回の記事で、建築業界の人と言っても
専門性の高い職業の集まりなので、
自分の専門以外は分からない場合がある。
ということをお伝えした。

 

では

私の職業のように広く浅い(ベストは広く深いなのだが……)
知識を必要とされる現場監督のような人であれば
どうなのか? という疑問が湧くよね。

 

確かに

実際に、逆の立場で内覧会を日頃受ける立場だから
酸いも甘いも全て知っているはず。

 

だったら

内覧会に同行してもらうのに、
こんな適任な人材は他にいない。

普通はそう感じるよね。

 

でも、

 

でもね。

 

ここが運命の分かれ道。
正確には、運命というより、「性格」だけど……。

 

私の場合は

内覧会の酸いも甘いも全て知っているから、
逆の立場の苦労も全て知っているから、
もしかしたら、工事をしている職人さんたちも知っているから

 

だからこそ

逆に、無責任にあれやこれや指摘できない。

 

実際に

自分自身の購入したマンションの内覧会でさえ
積極的に指摘しなかった。

 

なのに

人の購入したマンションの内覧会なら
なおさら指摘なんて出来ないと感じる。

 

もちろん

「こりゃ~、ダメでしょう」

という項目は指摘するけど、
大したことのない物は指摘しなかったね。

 

しかも

最初に、

「私は、同業者なので逆の立場もわかるので
 目くじら立てては指摘しませんよ」

と宣言してしまった。

 

そのくらい

いろいろ指摘するのにどうしようもない抵抗感がある。
指摘される側が、とても他人事には思えないのだ。

正直、「甘い」と感じている読者さんもいらっしゃる
と感じるけど、確かに、自分で自分のことを「甘い人間」だと感じている。

 

しかし

実際に、内覧会に立ち会っていると
同業者のような感じの人が、

「あの~、この状態ってどうなんでしょうか~」

と非常に申し訳無さそうに発言される事を
ちらほら見かけるよ。

 

その時は

「あ~、この人も私と同じ心境なんだな~」

と感じるよね。
何となく、言葉尻から溢れてくるもので分かるよ。

 

だから

実際に、新築マンションの内覧会に同行をお願いする時は
「実際に、バシバシ言ってくれるのか? 遠慮して言わないのか?」
それとなく確認して欲しい。

事前に確認しておいたほうが、お互いにモヤモヤが
無いだろうからね。

 

えっ

どういう風にして確認すれば良いか?

 

それは

「今後、私たちの購入したマンションの内覧会があるので
 建築業界の人として一緒に来て頂けると嬉しいのですが、
 逆に同じ業界だから言いづらいこともあると感じるので
 難しければ、お断りして頂いても結構です。」

 

と、直接的に聞いても良いと感じるよ。
もし、「OK」なら、言いづらいこともキチッと言う。
ということも暗黙のうちに了解しているということだからね。

 

つまり

新築マンションの内覧会で建築業界の人に同行してもらった
ときの思いがけないデメリットとは?

裏側まで全て知っているからこそ、
他人事とは感じることが出来ずに、積極的に指摘をしてくれない。
ということがある。

 

だから

事前に、お願いする相手の意思を確認しておくことが非常に大事。

 

更に

内覧会のチェックを人任せにせず、
こちらの講座で勉強して自分の知識を高めることも非常に大事。

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書いた人:
T.M